石田 研二 写真展「東京幽景」

レポート / 2020年8月20日

~赤外線が生み出す、新たな東京の魅力~

中央に展示されている、 フォトナフィルム作品の前で 、石田さん。

赤外線写真のワークショップをはじめ、個展などでも精力的に活動をされているフォトグラファー石田 研二さん。当初3月に予定されていた写真展「東京幽景」にお邪魔してきました。

キャビネ作品5点、大四切作品17点、フォトナフィルム作品2点の24点が展示され、中央のテーブルにはKG判の局紙バライタにプリントされた12点の作品アルバムも置かれていて、見応え充分。
クリアフィルムにプリントされた作品は、よりスケール感が増し、紙にプリントされた作品とはまた別物のよう。こちらの作品2点は大四切にプリントされたものも会場にあるとのことで、見比べてみるのも!石田さんが在廊されているときは、ぜひ声がけしてみてください。

都市の生活の中で何気なく目にしている植物たちですが、赤外線写真として表現されると、瞬時に違う世界へワープするような錯覚を覚えます。生命が宿る東京の景色は、我々が知る以上に奥深く味わいは尽きません。やわらかさも感じた今回の写真展は、Jam Photo Galleryを主宰されている鶴巻さんのディレクションとのこと。

新宿御苑を中心に、ここ2年ほどの間に撮られた作品たち。光と影のコントロールに熟知した石田さんだからこその、昇華された赤外線写真の美しさは、外の暑さを忘れてしまうほど。ぜひ会場へ足をお運びください!

ステートメント

会場では今までの写真展での写真集も販売されています

【石田 研二 写真展「東京幽景」】
会期:2020年8月11日(火) ~ 2020年8月23日(日)
12:00~19:00(日曜17:00迄)
会場:Jam Photo Gallery(月曜休廊)
https://www.jamphotogallery.com/

石田さんのSNS
https://www.facebook.com/kenji.isida