三島 淳 写真展「Drawing ~光の模様~」

レポート / 2021年3月29日

主に関西圏の花火大会を撮られているという三島さん。東京での会期終了までの在廊日は3/30と4/7とお聞きしました。

30年ぐらい前から花火を撮り始めたという三島さん。最初は撮ってみたいな、といった軽い気持ちではじめられたそう。

ー光と色の競演ともいうべき世界ですが、これらは撮られるときからひらめきを 感じているものでしょうか。

ある程度、こうすればこうなるというものが分かってきているので、撮るときからある程度想像しながら動かしています。

ー今回の作品はいつ頃撮られたものでしょうか。また作品を選ぶ際のポイントなど教えてください。

ここ数年花火も明るく鮮やかになった様に感じていますので、以前に撮影していたものではなく2018年以降に撮影したものから選んでいます。ポイントはまず色と形です。花火は完全な同心円ではないので、形のおもしろさであったり。レンズ操作をしていますので、それとの組み合わせによるボケのおもしろさなども選ぶ基準ですね。
上がって消えるまでだと記録的な写真になると思っています。途中から、最後だけといったような、一つの花火の流れの中の、時間経過の切り撮りをしていると思っています。
(花火自体が)偶然性が高いものなので、こう撮ると思っても撮れなかったりもします。なので自分自身、どう撮れているのか仕上がりを見るのが楽しみです。

計26点の作品が展示されています。大阪の展示ではこちらの展示作品に1点追加されて展示されるそう。作品について「 花火自体、次のものは上がってみないと分からない偶然性があり、花火と自分とのコラボレーション」とお聞きしました。 会場のライトの明るさがかなり落とされているので、実際に花火大会に行ったような、夜空に浮かぶ色とりどりの花火を眺めているような気持ちに。

夜空を黒い画用紙として、極彩色の絵の具で絵を描くようなイメージで撮られたという作品。今後作品をより磨いていければとお聞きしました。
夏の風物詩ともいうべき花火大会ですが、昨年はコロナの影響で夏の夜空を寂しく感じていたことを思い出しました。まるで色鮮やかな花が開いたかのような、肉眼で追えない色彩の数々、ぜひご覧ください!

ステートメント

プロフィール

◆大阪の展示での三島さんは、4/22、24、5/6、5/8午前を除いた日は、在廊を予定されているとのことです。

【三島 淳 写真展「Drawing ~光の模様~」】
会場:キヤノンギャラリー銀座(日・祝定休)
会期:2021年3月25日(木)~4月7日(水)
10:30〜18:30(最終日は15:00まで)

会場:キヤノンギャラリー大阪(日・月・祝定休)
会期:2021年4月20日(火)~5月8日(土)
(会期中の祝日の定休日はカレンダー通りとなります)
10:00〜18:00
https://canon.jp/personal/experience/gallery/archive/mishima-drawing

※新型コロナウイルス感染拡大防止への対応として、営業時間及び、本展の開催時間が変更になる可能性がございます。ご来場される際には、キヤノンギャラリーのウェブサイトをご確認下さい。
https://canon.jp/personal/experience/gallery
[休館日のご案内]
4月19日(月)より休館日が変更になります。
新休館日:日曜日・月曜日・休日・弊社休業日