平野 和司 「平野和司 展」

レポート / 2019年6月24日

~心に染みいる光と形のディテールの美しさに癒される作品~

会場にて、平野さん

今回訪れたフレームマンエキシビションサロン銀座は、多くの写真家が信頼を寄せる額装展示の会社「フレームマン」が運営されていて、じっくりと作品を楽しめる落ち着いた雰囲気のギャラリー。

お邪魔した「平野和司 展」は、1階に滋賀県琵琶湖の「Lake BIWA」、2階に建築物の写真「Section」、日本の風景の「Japanシリーズ」、階段の壁面には「Paris」の風景写真と、4つの異なるシリーズが展示された、非常に見応えのある写真展です。

ライフワークとする滋賀県琵琶湖の 「Lake BIWA」

15年建築設計の仕事をされ、現在は建築写真家として活躍されている平野さんの作品からは、緻密に計算されたかと思うほどの美しさを感じます。
「特に意識をしているわけではないのですが、1枚の紙の中に配置図や平面図を書いていたように、 1枚の写真作品にするとき、木をどこに置くか、水平線はどこにあるとバランスがいいだろうかというようなレイアウト自体を、写真を撮るときに絵を描くように、無意識にいつも考えているのだと思います」。

風景写真「Paris」

30年以上撮り続けているという琵琶湖について、「漠然と行くと湖というより海みたいで、捉えどころないところがありますが、細かくまわっているうちに、見る角度を変えることで新しいものが見えてきたりすることがたくさんあるのが魅力です」。主に撮影されるのは、冬の琵琶湖・湖北の情景とのこと。
「写真自体、見る人に100%あたえないというか、あとの50%は見る人によっていろいろな思いを感じてもらえたらいいかな。また、その人その人のドラマを引きだすことができたらおもしろい、と思います」とお聞きしました。

記録撮影とは異なる視点で撮影した建築物の写真「Section」

日本の風景の中から美を切り抜く「Japanシリーズ」

形や光で見る風景からはその場にいるかのような空気感や優美さ、そして心に寄りそってくれるような優しさを感じます。
自分も見知っているところなのに、同じものを見ていたのだろうかと思ってしまう「Section」、「Japanシリーズ」は、「Lake BIWA」とは違った美しさに圧倒されます。
ぜひ平野さんのもつ世界観を感じに会場へ足をお運びください!

多才さを感じるプロフィール

【平野 和司 写真展「平野和司 展」】
会期:2019年6月12日(水)~6月25日(火)
10:00~19:00(最終日15:00まで)
会場:フレームマンエキシビションサロン銀座
http://frameman.co.jp/fmginzasalon.html

平野さんのWebサイト
https://photo-hirano.jimdofree.com/