~写真で描かれた一幅の絵のような世界が表現された写真展~
昨年ギャラリー・ジャパネスクで展示された作品をベースに新作の「Japanesuque Art」をプラスした写真展。その新作をはじめお話をお伺いしました。
「今回はじめてのアート作品を手がけて楽しんでいます」。
基本は今までの1対2.5の比率をもつ掛け軸のようなサイズの作品ですが、それと並行してアート作品を作っていきたいとのこと。
「今後はアーティスティックな世界をもっと広げていきたい。抽象的なアートをもっと極めていきたいので、勉強していきたいですね」。
新作のアート作品は、今までの作品に共通する和の心を感じつつ、作品の世界観に引き込まれてしまいそうな感覚を覚えます。今後増えていくであろうアート作品とても楽しみです。
「常に光と影を意識した撮り方を大切にしていて、そうすることで必然的に階層ができあがってくるので、そのグラデーションを残し奥行き感を出すように仕上げています。いかに人に喜んでもらえるか。私の和的な部分の仕上げ方や作風を楽しんでいただける人を増やしていけるようなものをつくりたい」という、作品作りへの熱い思いもお聞きしました。
移りゆく自然の美しさが凝縮され息づいている作品の数々。見ていると、自然や人の生きる様を客観的に詠む「花鳥諷詠」という俳句の理念を思い出しました。
見過ごしてしまいがちな自然の一瞬の姿を感じに、ぜひ会場へ足をお運びください!
【吾妻 克美 写真展「和響」】
会期:2019年7月3日(水)~7月9日(火)
10:00 ~19:00(最終日15:00まで)
会場:ヒルトピア アートスクエア
http://hilartsq.com/schedules/fairs/index.html