佐藤 信太郎

SATO Shintaro
1969年東京生まれ。1992年、東京綜合写真専門学校卒業。1995年に早稲田大学第一文学部を卒業後、共同通信社に入社。2002年よりフリーの写真家として活動を始める。東京を中心とした都市を多層的かつ多角的にとらえるため、作品は抽象的なイメージからストレートフォト、デジタル加工を施したものまで幅広い。その多くは、土地そのものの性質や記憶、人々がそれらに影響されながら街を形成してきた歴史の中から立ち上がる特有の雰囲気、すなわち地霊(genius loci)に惹かれて制作されている。
主な写真集に『都市の相貌 City Portraits』『Geography』(ふげん社)、『非常階段東京』『東京|天空樹』『夜光』(青幻舎)がある。受賞歴に、2012年林忠彦賞、2009年日本写真協会賞新人賞、2008年千葉市芸術文化新人賞。