キクチ ミキ

KIKUCHI MIKI
1967年、宮城県船岡生まれ。高校の写真部でモノクロームの世界に引き込まれてゆく。
カメラで景色を切りとり、フィルム現像、暗室から生まれるモノクロームの映像にはまる。
現実を写しつつも、写真の中にはもう一つ別の世界が存在すると感じ 何かを表現できると感じた。
宮城学院女子短期大学卒業後、写真家・丸山久雄氏(仙台市)に師事する。
主に商業写真、商品撮影などスタジオでのストロボ撮影を学ぶ。
1992年、仙台から上京し、ワークショップ「コルプス」受講。アスベスト館以後フリーランスとして活動する。
2000年、転機あり故郷へ。アジアへの興味、文化やルーツをたどると中国へと導かれ、中国語を学びはじめる。
東北大学総合学術博物館にて標本写真撮影に従事する。
概ね13年の間に様々な発掘資料、鉱物、化石、考古学資料、貴重な興味深い資料との出会いとなる。
2004年、東北大学所蔵「河口慧海チベット請来賓の全貌」出版のための撮影。
2005年、私にとってのデジタル元年。2007年、東北大学百周年を記念し、総合学術コレクションの図録撮影。
2011年3月11日の大地震は大学での撮影中に遭遇。帰宅時の停電による交通渋滞、絶え間ない余震、カーラジオからの津波の情報。
緊急時に冷静な判断をする難しさを痛感。日々の備えや状況確認は日常の観察から生まれることを実感する。             
2017年9月より奈良を拠点にする。

2018年10月から2019年3月まで奈良市もちいどの商店街「きらっ都・奈良」にて常設写真展。

2019年9月奈良市不審ケ辻子町 藤影堂(とうえいどう)にて写真展開催。