夏樹 螢石 インタビュー

Web写真展 Vol.041 / 里山歳時記

Q.なぜ生き物を撮影するのか
A.私は昔から、ずっと昆虫採集をしているような根っからの昆虫少年でした。そのこともあり、写真を始めた当初から昆虫を被写体にした作品を作ってみたいという思いがありました。また、自分が住む地域の豊かな自然を作品として残していきたいという気持ちもあり、風景写真の中に昆虫などの生き物を主役として盛り込んだ写真の撮影をするようになりました。

Q.捕食や交尾など、どうやって撮影しているのか
A.捕食や交尾、羽化などのシーンは必ず出会えるものではありません。羽化や交尾など、ある程度タイミングや場所がわかるものは、その時期にポイントに通って撮影することもあります。一方で、捕食シーンなどタイミングが読めないものは、とにかくフィールドに通いつめ、出会うことができたときに撮影しています。思わぬところで素晴らしいシーンに出会うこともあるので、いつどんな時でも撮影できるように準備をしてフィールドに赴くようにしています。

Q.ロケーション選びはどうしているのか
A.何度も通うことができるような、近場のフィールドで撮影することが多いです。何度も通うことで、今まで見えなかったことが少しずつ見えてきて、撮影の幅も広がると考えています。今回の個展で展示させていただいている写真も、ほとんどが地元の滋賀県で撮影したものです。同じフィールドに何度足を運んでも、何か新しい発見があるので面白いですね。

Q.何を心掛けて撮影しているか
A.撮影している生き物の生態がわかるような写真になるように、その時の状況やまわりの環境も構図の中に取り込むようにしています。撮影時、生き物たちが棲む環境が壊れないような配慮も忘れないようにしています。
また、生き物の魅力ができるだけ多くの人に伝わるような画作りを心掛けています。昆虫が苦手、という方もたくさんいらっしゃると思いますが、そのような方が写真をご覧になられたときに、昆虫に対するイメージが少しでも変わるような、そんな作品になればいいなと思いながら撮影をしています。

Q.今後の活動について
A.今後も今通っている撮影フィールドに赴き、これからも生き物たちの営みを記録し続けたいと思っています。『生き物の魅力が多くの人に伝わる作品を作り続ける』ことを目標に、作品作りを続けていきたいと考えています。