滋賀県草津市草津町10

Concept

名物うばがもち 宿場町草津には、府中安倍川の『安倍川餅』に匹敵する名物『姥ヶ餅』がある。滋賀県民なら誰でも知っているこの餅、実は戦国時代に生まれ、四百年にわたって愛されている菓子なのである。その由来とは・・・。 永禄十二年(1569)、天下統一をはかる織田信長に滅ぼされた近江の国の大名、佐々木(六角)義賢は、三歳になる曾孫を乳母の「福井との」に託して息絶えた。「との」は郷里の草津に身を隠し、幼子を守り抜いたが、生計をたてるため餅をつくって街道で売り歩いた。事情を知る人々が二人を不憫に思い、また餅の味もなかなかにおいしかったことから、次第に人気を得、いつしか『うばがもちや』は大繁盛し、交通の変化により少しずつ場所を変えながら代々受け継がれてきた。現在の『うばがもちや』は国道1号線沿いにあり、今も変わらず旅人や地元のの人々でにぎわっている。

Spec

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