滋賀県草津市草津町04

Concept

田中七左衛門本陣(草津宿本陣) 草津宿本陣は現存する国内最大規模の本陣である。4700平米の敷地に建坪468坪、部屋数30あまり、門、座敷、住居、台所、湯殿、雪隠など豪壮な屋敷の全容がそのまま残っており、国の史跡に指定されている。幾多の重要人物を受け入れ、数々の歴史こぼればなしを秘めた本陣だが、中でも特筆すべきは『皇女和宮』だろう。彼女は生涯に二度、ここに立ち寄っている。最初は将軍家家茂に輿入れするため江戸に向かった際、この時はなんと二万六千人の行列を従えていた。二度目は維新後の明治七年。家茂の死後出家し、静寛院宮として再びこの本陣に宿泊したが、お供はみこしの担ぎ手も含めてわずか16人だった。そしてこのときの和宮が草津本陣最後の客となり、以後、ここには誰も泊まっていない。

Spec

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