グループ展「FOOD PHOTO EXHIBITION」

グループ展「FOOD PHOTO EXHIBITION」
FOOD PHOTO EXHIBITION
2020/07/21 ~ 2020/07/26
京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク

京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスクでは、2020年7月21日(火)から7月26日(日)まで、2階展示室にて、グループ展 「FOOD PHOTO EXHIBITION」を開催いたします。
※最終日17:00まで


出展作家:安部スナヲイヌイジュンタ梅垣剛司川又大郎38caシバタマサキchuyanyan永野伸也YASUNA山﨑芳樹yukiko吉田道秋LOVE-CO渡辺義行


さまざまな分野において「デジタル化」の波は大きな変化をもたらした。
写真の世界においても、その変化は非常に顕著である。
かつて「レンズ付きカメラ」が登場したことで、多くの人が写真を撮ることを身近に感じるようになったのではないか。

写真のデジタル化は、それ以上に写真を身近なものにしている。
そしてSNSの誕生。
誰もが簡単に写真を撮ることができるようになり、誰もがその写真を発信することができる世界をもたらした。

SNS登場以前にBLOGにおいて「食べ物の写真」をアップする人たちが少なからず存在した。
日々の記録として、また食べることを趣味とする人はその発表の場として。
そのムーブメントは写真に特化したSNSInstagram」の登場により加速し、「食事の前にシャッターを切る」光景は、もはや一般的なものといえるだろう。
写真はさまざまな側面を持つが、その第一命題が「記録」であることに異を唱える人は少ないのではないか。

「料理写真」とは、「食べる」という生き物にとって根源的な行為の「記録」であり、「食べる」ことにより生まれる「感動の表現」でもあるのではないか。

本展では出展者たちが「食べること」「飲むこと」を通して得た「感動」をさまざまな手法で表現する。
それは日々の「記録写真」の展示であると同時に、「食」を通して感じ取った「自身の思い」を表現した「私写真」の展示の場でもある。
出展者たちが「食」を通して感じた思いを感じていただけたならば幸いである。