石田道行 写真展「人は森に生かされている」

石田道行 写真展「人は森に生かされている」
石田 道行
2022/03/15 ~ 2022/03/27
京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク

京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク 2階展示室にて、2022年3月15日(火)から3月27日(日)まで、石田道行 写真展「人は森に生かされている」を開催します。


2000年5月に初めて訪れた信越境の山中で、雨のブナ林の光景と出会って以来、四季折々の森の撮影と個展での作品発表を続けています。地球温暖化に端を発する環境問題が取り沙汰され豪雨による災害が多発するようになると「人が手を入れなくなって森が荒れている」「増えすぎた野生動物が森を食い尽くす」などと、林業関係者や御用学者の誘導により森林整備が急務だと報じられたが、撮影を通して見て来た森との間に違和感を覚えました。

ぜんぶウソです!人は森がなくては生きられないが、森は特に人を必要としているわけではなく、森にとって人はいてもいなくてもどっちでもいい存在だという当たり前の事実を忘れている。あまりに自然と乖離した暮らしと、メディアによる洗脳とも言える報道を盲信し続けた結果、人々は思考停止。こんな当たり前の事実さえも忘れてしまう。言われてきた常識に囚われることなく撮影を通して自らの肌で感じた「気づき」を基に自分で考え、推察し、教えを乞い実感してきたことを言葉にして「森に学んだ自然観」として写真と共に発信して来ました。

専門家と称する御用学者によるTV報道を鵜呑みにするのはもうやめませんか?多くの情報が溢れる現代社会では、確かな事実を基に自分の頭で考えることが何より重要です。ボクは専門家でもなんでもない、森と写真が好きなただのオッサンです。間違うことはあっても嘘はつきません。なぜなら、嘘は肩書きのある人がついてこそ効果があるもので、ただのオッサンがついても意味がないからです。
でも、事実は誰が語っても事実です。

昨年11月にここで開催した横内勝司写真展「時を超えて」でお会いした皆様と、今度は自分の写真で再会できることを楽しみにしております。今回の展示作品もすべて自らによるプリント出力と自作のフレームで展示、もちろん販売もいたします。世界でただ一つのオリジナル作品を是非この機会に!作品の売り上げは今後の活動資金に充てます。ご協力いただけましたら幸いです。

石田道行