京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク 2階展示室にて、2022年3月29日(火)から4月10日(日)まで、鈴木健太郎 個展「かたちづくられたものの記憶」を開催します。※最終日は17時まで

寺社の壁に千社札が1枚貼られていた時、次に札を貼る者は必ずその1枚を意識した上でどう行動するのか決める。このような他者の行動を意識した上で自分の行動を考えるという事は、日常生活の中で当たり前の事であるが、当たり前であるが故に無意識であり、対象と自分の行動の関係に気づけていないことが多い。身の回りの環境を、これらの事を意識しながら観てみると、対象に刻まれた記憶を感じることができる。千社札とサイアノタイプ。これらのモチーフと技法を用いて、対象の記憶を探る。

鈴木健太郎

「TRACE」2020 サイズ可変（maronie/京都）

「FIGURE AND GROUND」2021 サイズ可変 （maronie/京都）