東京写真月間2025 被爆・終戦 80年 平和を伝え続けてきた被爆者 松村明 写真展「閃光の長崎」

東京写真月間2025 被爆・終戦 80年 平和を伝え続けてきた被爆者 松村明 写真展「閃光の長崎」
松村 明
2025/06/17 ~ 2025/06/21
ピクトリコ ショップ&ギャラリー

ピクトリコ ショップ&ギャラリーでは、2025年6月17日(火)〜21日(土)東京写真月間2025 国内企画展として松村明 写真展「閃光の長崎」を開催いたします。
皆様のご来場をお待ちしております。

 


 

松村明 写真展「閃光の長崎」

終戦80年という節目として、今回の東京写真月間2025企画展、ピクトリコギャラリーでの展示は、長崎で被爆された方たちを撮影し続ける松村明氏の写真展を開催いたします。

 
以下は「東京写真月間2025図録」から抜粋した松村氏による文面です。

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被爆者の体験は視覚からだけではなく、一生忘れられない体で覚えた記憶になっている。また、親や子を無くしても、涙も出ない。憶えていないなど、自己防御規制と思われ、心が感情を封印してしまう。それらを始め異常体験をくぐり抜けてきた被爆者の身体、特にお顔に刻みこまれていることが見えてきた。

撮影にあたり私なりに勝手な決めごとをし、爆心から5キロ圏内、被爆の瞬間を体験している方に限らせていただいた。この条件下の方々は、特段の異常な体験であったであろうことからだ。

被爆者の平均年齢が85歳を超えた。いざ撮影という段になって、体調がすぐれず対応できない方や、次の約束で連絡をすると「亡くなりました。」という事もあり撮影の状況は年々難しくなってきている。

今回の展示作品は、フィルムはモノクロ、プリントはバラ板紙を使用。モノクロームトーンにおける抽象化、デジタルとは一味違うトーンの深みと粒子による円やかさで伝わり方が違う。その質にこだわる事で被爆者の顔に刻まれディテールをじっくり見てもらいたいものだ。また、モノクローム写真だけではなく、カラーの長崎の情景も加えた。(カラーはインクジェットプリント)

現在、80有余名の被爆者のお顔を撮影した。100名の目標に近づくべく撮影は続く。

 


 

▼開催内容
東京写真月間2025
被爆・終戦 80年 平和を伝え続けてきた被爆者
松村明 写真展「閃光の長崎」

期間:2024年6月17日(火)〜6月21日(土) 
   11:00~18:00

会場:ピクトリコ ショップ&ギャラリー
   東京都墨田区横網1-2-16 両国ガイビル 國技館前 5F
   http://www.pictorico.jp/shop/

 
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