大町憲治 写真展・蒔絵師の視点 PartⅡ「-CONTRAST-」

大町憲治 写真展・蒔絵師の視点 PartⅡ「-CONTRAST-」
大町 憲治
2019/11/26 ~ 2019/12/08
京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク

京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスクでは、2019年11月26日(火)から12月8日(日)まで、1階展示室にて、大町憲治 写真展・蒔絵師の視点 PartⅡ「-CONTRAST-」を開催いたします。

 

写真展に寄せて

本業は蒔絵師です。
京都の地を中心に四十数年、漆工芸「蒔絵」の研鑽に切磋琢磨してきました。伝統の技と意匠を追求し、また斬新な現代美術に憧れて伝統技を活かして抽象表現に挑戦し、また漆工芸の技と新素材との融合を試みて、新技法「彩輝光」を創始考案。培ったキャリアを活かし現在も漆工芸「蒔絵」の世界で活動しています。
そして、漆工芸「蒔絵」作品と共に創り続けてきているのが写真による美術表現。
蒔絵作品完成までのプロセスと同様に、撮影スタイルや撮影場所、機材選びなど写真作品完成までのプロセスは、大変魅力のあるものと考えています。
日頃より出かける際には必ずカメラを持参し、感動した風景やシーンを見つけたら思い付くままにシャッターを切り、また三脚を車に積み込み琵琶湖や海、渓流に出かけて長秒露光に挑戦しながら写真作品を撮り貯めてきました。
今回は同時展示しています漆工芸作品と、蒔絵師の視点による写真作品との素材感や色彩、表現デザイン等の対比をご高覧いただければと思っています。

大町憲治