~ 70年代パリの下町「ピガール」で繰り広げられる人間模様! ~
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ルーブルからモンマルトルへ向かう途中にあるピガール地区。今でこそお洒落なバーなどが増え話題となっているこの地区は、1970年代は歓楽街として多くの人が行き交っていた場所です。
会場に展示されているのは、ピガール地区で繰り広げられる人間模様を収めたモノクロームの作品約35点。
写真家の大山謙一郎さんは、パリに住んでいた1975年から1980年にかけての5年間、ピガール地区の人々を撮影。顔見知りになった人々の自然な表情は、現地に住むからこそ見えてくるものだと言います。朝に夕に1杯のビール・ワインで心を癒す人々、商店街の片隅に屋台を出す男性、1フランを求めて道ゆく人に声を掛ける路上生活者の男性、昼間の街角をローラースケートで颯爽と走り抜ける少女たち。どの作品からも、70年代パリの下町の空気が漂ってきます。
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「いかがわしい地区だからこそ、興味をそそられる人が多い。だから面白い(笑)。毎日通っていると顔見知りになるでしょ。そうすると一緒にワインを飲むんです。ピガールで働く人や普通の会社員が行き交い、中には路上生活者やビジネスマンみたいな身なりの客引きも。本当にいろんな人が集まった街でした」。
大山さんの作品を通して伝わってくる、ピガール地区の雰囲気とそこに集う人々の発するエネルギーが交じり合った70年代パリの空気を感じたい方は、ぜひ会場へ足をお運びください。
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【大山 謙一郎 凝視展(その41)「Pigalle(ピガール)」】
会期:2017年12月22日(金)~12月27日(水)
11:00~19:00(最終日は15:00まで)
会場:オリンパスギャラリー東京
https://fotopus.com/event_camp…/showroomgallery/detail/c/784
また、キヤノンギャラリー福岡でも大山さんの凝視展が開催されています!お近くの方はぜひ会場へ足をお運びください。
【大山 謙一郎 凝視展(その43)「うさぎ追いし かの山」】
会期:2017年12月7日(木)〜12月28日(木)
10:00〜18:00
http://cweb.canon.jp/galle…/archive/oyama-gyoushi/index.html