吉永 陽一 写真展「路 ‐みち‐」

レポート / 2018年2月15日

~鉄道と人、鉄道と自然との共生をつないでいく「路‐みち‐」~

会場にて、吉永さん

吉永さんが北茨城、福島を「共生の廃貌」「復旧へ」「いつもの車窓」という3つのテーマで撮影された作品が一堂に展示された、大変見応えがある写真展です。

メインは4x5や6x6で撮られた鉄道廃墟や廃線跡、鉄道の日常などのフィルム写真。やわらかさを意識したという作品からは、自然との共生や人々の暮らしとの一体感が新しいカタチとなって、イマの姿を伝えようとしているかのようです。

もちろんデジタルで撮影された空撮もあり、一番興味深く見たのは原発事故で不通となった区間の復興への姿。俯瞰で見ているのに決して遠くなく、力強さも感じる不思議な距離感!ぜひ会場へ足をお運びください。

今後のご予定として、4/27~5/10富士フィルムスクエアで写真展が開催されるとのこと。こちらも楽しみです!

【吉永 陽一 写真展「路 ‐みち‐」】
会期:2018年2月6日(火)~2月17日(土)
11:00~18:00(最終日は17:00まで)
会場:Gallery5610
http://www.deska.jp/onview/5822.html