テラウチ マサト「フィンセント・ファン・ゴッホ -ほんとうのことは誰も知らない-」展

レポート / 2019年4月22日

~ゴッホと日本。距離と時を超えゴッホ自身が感じられる写真展~

ゴッホ。炎の画家、情熱の画家と呼ばれ作品のみならず生き方が有名ですが、なぜ彼をテーマに選んだのか、テラウチさんにお聞きしました。

「小学校4年のときより絵を習っていて、絵を描くことがとても好きだったので、ゴッホのどこがいいのか、とよく見ていました。"ゴッホは日本人の目で風景を見ていた"と、ゴッホ美術館の学芸員のルイ・ファン・ティルボルフが書いているのを見て、興味のあったゴッホが日本人の目で見ていたのなら、彼が生きた道を追いかけ、もしゴッホが生きていたらこんな絵を描いたのではないか、カメラを持っていたらこんな写真を撮ったのではと思い、じっくり取り組むことを決めました」

「ゴッホの足跡を追って行く先々で、本に書かれている一般論と違うなと感じることも多いなか、最後の日々を過ごしたラヴー亭という、まかない付きの木賃宿の1階のレストランで、彼がいつも座っていたという席に座った瞬間に"これを見ていたのか"、そして誰も彼の本当ことは知らないのだと感じたのです」

ゴッホが自殺するまでの70日間を過ごしたラブー亭の屋根裏部屋の鍵と
手紙のレプリカも展示されています

このゴッホを巡る旅によって、テラウチさんが感じた"ゴッホ"が作品となり、見ている私たちもゴッホ自身となって、追体験している気持ちになります。ゴッホが見ていた世界の美しさは、浮世絵を通して見ていた日本の美しさなのだ、とアートの持つ力をあらためて感じました。ぜひ会場へ足をお運びください。

期間中の4/27に、先着300冊限定で素敵な特典も付く写真集(http://cmsinc.shop-pro.jp/?pid=141765031)が発売され、同日の14:00~15:00にはトークイベントも行われるとのことなので、ゴールデンウイークのお出かけのスケジュールに今からぜひ!

また5/10~5/19の日程で72Galleryにて、こちらのギャラリーとは違う内容での写真展も企画されています。テラウチさんがゴッホへ宛てた手紙と作品を融合した新作の展示もあり、リコー銀座で見られた方も楽しめる内容に!こちらも楽しみです。

ポストカードセットも会場では販売されています。
こちらの売上は、東日本大震災により、就学が困難になっている子供たちへの義援金とされているとのことです。

【テラウチ マサト 写真展「フィンセント・ファン・ゴッホ -ほんとうのことは誰も知らない-」】
会期:2019年4月10日(水)~2019年5月12日(日)
11:00~19:00(最終日16:00まで)
会場:リコーイメージングスクエア銀座(火曜定休、5/1・2日は臨時休館)
http://www.ricoh-imaging.co.jp/…/sched…/event_detail_61.html

【テラウチ マサト 写真展「フィンセント・ファン・ゴッホ -ほんとうのことは誰も知らない-」】
会期:2019年5月10日(金)~2019年5月19日(日)
12:00~19:00(最終日17:00まで)
会場:72Gallery(月・火曜定休)
https://tip.or.jp/2019/3323