鳥山 優子 写真展「化身」

レポート / 2020年10月2日

~人との出会いが生み出す素敵な瞬間~

写真展前日「写真展をやるんだ!」と気持ちが高まりましたと笑顔が素敵な鳥山さん。

「週末に原宿を訪れ、気になる人物に声をかけ撮らせてもらう。
私が気になるのは、どの街でも雑誌でもみたことがなく、想像のつかない装いをした人だ。追いかけてまず全身を撮り、おしゃべりしながらアップに寄っていく」(ステートメントより抜粋)

2018年新宿Place Mでのはじめての個展「化身」を取材させていただきましたが、今回はまさにその週末にスナップを撮られてきた原宿と同じエリアでの写真展にお邪魔してお話を伺ってきました。
会場に入ると全倍サイズの作品のクリップを使っての展示など、ストリートスナップらしいリズム感があり、鳥山さんと一緒に街を歩いているような臨場感を感じます。

全倍サイズの作品は10点展示されています。

ー今回の作品はいつ頃撮られたものでしょうか

2018年から2019年にかけて撮ったものになります。(前回は)はじめてということもあり、お任せ的な面もあったのですが、今回の展示はメリハリを利かせてみました。

フレームにはいった作品は大全紙が16点とA1が2点。見応えがあります。

ー人物との距離感の近さなど、それぞれの個性がよりリアルに迫ってくるようで、惹きこまれるような強さがありますね。

皆オシャレですしファッションを見せたいので、まず全身から撮っていくのですが、いつも撮っているうちにどんどん寄って行ってしまいます(笑)コミュニケーションをとるうちに気持ちも寄っていっているのだと。毎回話しているうちにどんどん引き込まれてしまっています。

ー原宿に来ている人たちもなりたい自分になれる場所、ある意味舞台(ステージ)に来ているようにも感じられました。

(男女二人の写真に目を向けられて)海外から来られた方なのですが、原宿を歩くために着る服を買って来日されたと聞きました。そう思うと確かに舞台なのかも。

会場で配られている、鳥山さんが作られた原宿Map。作品で撮られた方たちと出会われた場所、エピソードも書かれていて、私も取材後少し散策してみました♪

撮った場所の近くだからこそ撮った人達に気軽に見に来てほしいと、表参道での個展を目標にされてきたとお伺いしました。これからも原宿に来る人がいる限り、ライフワークとして撮っていきたい、次は自分もこの中に(会場の作品たちに目を向けられて)入りたい、やってみたいと思っています、とのこと。次回作今から楽しみです!

普段の生活では決して交わらない、世代も性別を超えた人たちとの出会いがうんだ素敵な驚きの瞬間!ぜひ会場へ足をお運びください。

ステートメント

【鳥山 優子 写真展「化身」】
会期:2020年9月30日(水)~ 10月4日(日)
11:00~19:00(最終日17:00まで)
会場:ピクトリコ ショップ&ギャラリー表参道
https://www.pictorico.jp/press-release/detail/616/

鳥山さんのWebサイト
https://birdsite.jp/