佐藤 岳彦さんの写真展「裸足の蛇」が、1月18日(月)までオリンパスギャラリー東京にて開催されております。
ーステートメントー
生命をめぐる旅をつづけてきた。 日本、アジア、南米、パプア……。
蛇となって森羅を這いまわり、裸足の邂逅をかさねた15年。 時に共鳴し、時に淡く、時におののき、時に混じり溶け合う。わたしは、わたしの外に生命をみつめ、わたしは、わたしの内に生命をみつめた。足元から広がる宇宙をどのようにとらえ、己の深部の襞は何を掬いとるのか。やがて外界と内界は接続し、地平の彼方から細胞のコアへと蛇行する生命の川となる。その時、個と世界のつらなりは鮮やかに染まり、あらゆる生命がより切実な存在となって立ち現れる。
自分自身が自然の中に存在する動物・生物になったかのような錯覚に陥り、そのモノから見えるもの、人として見えるもの、それらが交差しあい、様々な生き物たちがもつ、生命の等しさというものをより深く感じさせられます。普段の私たちの生活では気づかない、たくさんのものたちが生きている世界。それを未来へつなげる大切さも考えさせられました。
2017、2018年に行われた写真展をこちらでご紹介しています。
写真展「明治神宮 100年の森―大都会でつながる生命の物語―」
写真展「密怪生命」
※入館の際には、マスク着用、アルコール消毒、体温チェックの実施がされています。混雑状況に応じて入場制限もされるそうですので、余裕をもってお出かけください。
【佐藤 岳彦 写真展 「裸足の蛇」】
会期:2021年1月7日(木)~ 1月18日(月)
11:00~16:00(時短営業中)
会場:オリンパスギャラリー東京(火曜・水曜休館)
https://fotopus.com/showroom/index/detail/c/3130
佐藤さんのWebサイト
https://mothnake.wixsite.com/takehikosato