京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク 2階展示室にて、2025年4月15日(火)から4月27日(日)まで、RUJIPART 写真展「EZO –The Silent Beauty of Japan-」を開催します。
北海道の雄大で美しい自然、そしてそこで生きる動物たちを見事に撮影したプリントの数々
その展示は思わず言葉を失うほどの美しさで、鑑賞者を惹きつけます。

全日在廊予定です!
ー春の京都での展示を決めた理由を教えてください
北海道の風景写真を北海道以外の場所でもご覧いただきたいという思いがありました。
また4月の京都は観光客も多く、KYOTOGRAPHIEの開催時期と重なるため、より多くの方に作品を見ていただけると考えこの時期を選びKG+2025にエントリーしました。

ープリント用紙にアワガミファクトリーの和紙を選んだ理由をお聞かせください
実は協賛いただく前から、アワガミファクトリーさんの楮和紙や竹和紙を使わせていただいていました。
今回は「温かみのある質感と深い奥行きのある手漉き和紙を自分の作品に使いたい」という思いがあり、アワガミファクトリーさんのAIJP(アワガミインクジェットペーパー)を選ばせていただきました。


ー北海道を拠点に撮影するようになって心境の変化はありましたか?
心境の変化というよりは、実際に北海道に住んでみて、雄大な自然や動物たちとすごく近い距離で共存していることを感じたんです。これまでに感じたことのないような感覚に襲われて、すごく印象的でした。


ー見る方にどのように楽しんでほしいですか?
北海道の雄大で美しい自然を、ぜひご自身の目で見て感じていただきたいです。自然の中で生きる動物たちがどれほど美しく、そして共存できるのか。
そんなことを、作品を通して感じてもらえたら嬉しいです。
ただ私は、自分が「美しい」と感じたものを素直に表現しているだけなので、それを見てどう思うか、どう楽しむかは、やはり見てくださる方それぞれにお任せしたいと思っています。
特別な意味や深いメッセージがあるわけではなくて、本当にただ、それだけなんです。



ー今後の活動、展望について教えてください
北海道は本当に広くて、まだ訪れていない場所もたくさんあるのでこれからも探索しながら撮影していきたいと思っています。
それと京都に来てからは、日本の文化、特に京都の松の木にすごく興味があって。たくさんあるのに場所によって松の形や大きさが全然違っていて、今度はそれを題材に撮ってみたいなとも思っています。
日本の文化に触れることでインスピレーションももらえるし、旅が好きなので、これからもいろんな場所を巡って、自身の目線で美しいと思えるものを撮っていきたいですね。
statement
北海道の広大な風景と野生の生命は、私の創作活動の原点です。本作品シリーズ「EZO」では、自然界における光と影が織りなす繊細な調和を大切にしながら、静けさと内省の瞬間を写し取り、北海道の自然が持つ独特の魅力を表現しています。また、徳島県のアワガミファクトリーより協賛いただき、伝統的な和紙に印刷された作品は、和紙ならではの温かみのある質感と深い奥行きが、作品にさらなる豊かさをもたらしています。
本展示会は、初めて北海道を離れて開催されるものであり、春の京都という特別な舞台を選びました。北国の静謐な冬景色と、京都が持つ春の息吹との対比を通じて、日本の自然が持つ多様性と普遍的な美しさをお伝えできればと思っております。この展示がご来場いただく皆様の心に響き、自然との深い結びつきを感じていただく機会となれば幸いです。
ルジパート

【ルジパート写真展「EZO -The Silent Beauty of Japan-」】
会場:京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク 2階
〒605-0038 京都市東山区堀池町374-2
会期:2025年4月15日(火)~4月27日(日)11:00~18:00
無休/入場無料
URL:https://kyoto-muse.jp/exhibition/181199
【ルジパートさんHP】
URL:https://www.rujipart.com/
協賛:アワガミファクトリー
※本展は「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」のサテライトイベントKG+ 2025に参加しています