こばやし かをる 写真展「Ấn tượng Hồ Chí Minh」

レポート / 2019年8月30日

~現在と未来の狭間にある、ホーチミンの今の姿に引き込まれる写真展~

会場にて、こばやしさん 。
今回の撮影は、ほぼリコーGRでされたとお聞きしました!

ホーチミンと聞いてまず思い浮かぶのは、今までに見たミュージカルや映画のイメージの、情緒漂う街並みとアオザイ。しかし作品を拝見していい意味で裏切られました。近未来的な建物がある一方、昔ながらの街並みとのんびりとした暮らしがマッチして、独特な魅力に溢れています。

「実際に行ってみて一番驚いたのは、子どものときに見た光景が広がっていたことですね」というこばやしさん。今回はじめての海外一人旅で撮影されたとお聞きしました。
今まで行ったことがないところで、治安面や日本からの距離なども考慮しつつ、 今までにベトナムに行かれた方が 『いいところだよ』と言うベトナム。
具体的にそのいいところがでてこない不思議さが、『何だろうおもしろい!その見えないものを見に行きたい』という好奇心でベトナムに決めました」とのこと。

-もしベトナムについて聞かれたらどう答えますか?

「行って本当に良かったです!とにかく行ってみてください!ってすすめます。どんどん都市化していくスピード感を肌で感じ、まだまだインフラも整っていないけれど、わざわざ建て直すより新しく作っていく街のパワー。アジアの都市の新旧入り混じっているところや、昔の日本を見ているような懐かしさを客観的に見ている気がしました。 今、日本に多くいらっしゃるベトナム人の皆さんの丁寧で勤勉な姿の背景が感じられます」。
「青空市場や古い建物などがなくなり変わっていくのが、さみしくもあるけどこの街の魅力。こうして作品としてお見せすることができるのが、写真をやってて良かったなと感じた瞬間です。見た人が興味を持ってくれればいいなと思っています」。

こばやしさんのフラットでやわらかい視線で切り撮られた作品の数々。ステートメントにも書かれていますが、タイトルの「Ấn tượng」は印象的という意味とのこと。印象的なホーチミンの姿を見るために、近々私も行きたいと思いました。ぜひ会場へ足をお運びください!

こばやしさんのプロフィール

ステートメント

「カメラ片手にベトナム旅行体験談 ~今 旬のベトナムを知ろう~」
8月31日(土)16:30から、アジア鉄道写真家 米屋こうじ氏 とトークショーも。 こちらもぜひ!

11月には住まれている中野をテーマとした写真展に参加されるとお聞きしました。会場も中野にあるイタリアンバー ベオーネというお店だそうです。個性的な街をテーマにどういった展示になるのかも合わせて、楽しみですね。

【こばやしかをる 写真展「Ấn tượng Hồ Chí Minh」】
会場:リコーイメージングスクエア新宿 ギャラリーI(火曜定休)
会期:2019年8月28日(水)~9月9日(月)
10:30~18:30(最終日16:00まで)
http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/community/squareshinjuku/2019/08/20190828.html

こばやしさんのWebサイト
https://kobayashikaworu.jimdo.com/