阿波根 昌鴻

Ahagon Shoko
阿波根 昌鴻(あはごん しょうこう,1901−2002)
沖縄県上本部村(現本部町)生まれ。農業移民としてキューバやペルーに渡り、1934年に帰国。雑貨店経営の傍ら農民学校の開校を目指して土地を買い求めるが、戦争と戦後の土地接収により中断。1955年からは伊江島住民を率いて土地闘争を始め、のちの「島ぐるみ土地闘争」への端緒を開く。
1984年、「反戦平和資料館ヌチドゥタカラの家」「やすらぎの家」からなる「わびあいの里」を設立。著書に『米軍と農民』(岩波新書、1973年)、『人間の住んでいる島』(私家版、1983年)、『命こそ宝 沖縄反戦の心』(岩波新書、1992年)がある。1994年、沖縄県功労賞を受賞。2024年、「写真と抵抗、そして島の人々」展(原爆の図・丸木美術館)でさがみはら写真賞を受賞。