滋賀県米原市朝妻筑摩 筑摩神社 鍋冠祭

滋賀県米原市朝妻筑摩 筑摩神社 鍋冠祭
産業編集センター 出版部
2019/11/13 ~ 2020/10/13
滋賀県米原市朝妻筑摩 筑摩神社 鍋冠祭

【旅ブックスONLINE 写真紀行】
産業編集センター出版部が刊行する写真紀行各シリーズの取材で訪れた、全国津々浦々の風景を紹介しています。
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琵琶湖の東岸、米原市にある筑摩神社の春の例祭として行われる鍋冠祭は、俗に日本三大奇祭のひとつとも呼ばれている。
数えで八歳になる少女八人が狩衣に身を包み、頭には張り子の鍋を被って湖畔を練り歩く。
平安時代から続く歴史ある祭りで由来は諸説あるが、古い書物に「鍋冠は少女の役とする、もしその中に犯淫の輩あるときは、必ずその鍋落ちて発覚する」との記述があることから、婦女の貞操を重んじるものという説が有名である。
さらには、かつては女性たちが経験人数と同じ数の鍋を被っていたという説まであり、なんとも興味深い祭りなのである。

『ふるさと再発見の旅 近畿1』 産業編集センター 刊 収録