大町憲治 写真展・蒔絵師の視点 PartⅡ「-CONTRAST-」が京都写真美術館ギャラリー・ジャパネスク1F「雪」・「月」で11月26日(火)〜12月8日(日)まで行われていますので、そのレポートをお届けします。
作家・大町憲治さんは蒔絵師として、京都を中心に活動されています。作家としてオリジナリティの追求を心がけて、蒔絵を生かした抽象的な工芸作品、新素材を生かして新技法・「彩輝光」を創始考案するなど、様々な活躍をされてきました。作家としての新たな挑戦として始められた写真表現においても、蒔絵師として培ってきた螺鈿の手法を取り入れるなどして、写真の分野においても独自の表現を目指されております。
今回の展示は、新たな試みとして「長秒露光」の技術を取り入れた、風景写真を始め、蒔絵、漆工芸などの多岐にわたる作品がございます。
Q. 展示名「CONTRAST」について
「CONTRAST」は対比というように、写真作品と蒔絵作品の素材感、立体や平面での表現方法、色彩の比較などを楽しんでもらえたらと思い、このように名づけました。
Q. 大町さんが創始考案された新技法「彩輝光」の画期的な点
京セラの開発された、京都オパールという人工の新素材を用いることにより、色彩を自分の意のままに表現できる点です。
Q.当館での展示は二度目となるが、前回からの変化、進化した点
一年前の前回は展示室「雪」での展示でしたが、今回は「雪」「月」での展示ということもあり、スペースが大きくなり、発表する作品も増えました。また前回の写真作品との違いとしては、長秒露光に挑戦して、より抽象的な芸術表現を追求しました。
Q.作品解説
Q.今後の作品制作について
現在は写真制作に大変興味を持っておりまして、蒔絵師ならではのパーソナリティ、ユニークな視点を生かしながら、オリジナリティを追求していきたいと思います。アート写真の世界でも自身の活動を理解してもらえることで、蒔絵との相乗効果を期待して、日本文化に貢献していけたらなと思います。
【大町憲治 写真展・蒔絵師の視点 PartⅡ「-CONTRAST-」】
会期: 2019/11/26 ~ 2019/12/08
会場:1F「雪」「月」
時間:11:00~18:30
※無休、入場無料
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