生田 純子 写真展「Padma~輪廻するいのち~」

レポート / 2017年8月7日

Padma(蓮)を見ていると瞑想しているような感覚に!

Padma(パドマ)とはサンスクリット語で蓮のこと。生田純子さんは10年以上も蓮を撮り続けています。きっかけは大賀ハス。約2000年前の地層から見つかった蓮の実が発芽・開花に成功し広まったことを知り、ロマンを感じたそうです。
6月末から8月初旬までの開花時期になると、生田さんは朝早くから撮影に出掛けます。なぜなら、蓮の花は午前中しか花咲かせないから。そのため 10時までが撮影タイムだと言います。

「夏の時期は花を開く蓮の花を撮影に行きます。遠くで蝉の鳴き声が聞こえる暑い中でも、カメラ越しに凛と咲く蓮の花を見ていると心がすーっと落ち着き、まるで瞑想しているような感覚になります」。

その魅力に惹かれた生田さんは、夏は蓮の花や葉を、冬は枯れた花托(かたく)を撮り続けました。会場には蓮を写した31点の作品が並びます。
注目したいのは、枯れ始めた蓮の葉や花托(かたく)、さらには水面に映る蓮の葉影を写したものなど、様々な時期・角度から蓮をとらえているところです。

「これまでは蓮の花や葉を撮っていました。歳を重ねるにつれ、枯れていく蓮の姿に惹かれるようになってきたんです。“蓮”に人生を重ねています」。

生きるものは必ず死に、次の世代へと命を繋いでいく。その命の輪廻を、四季の中で様々な顔を見せる蓮に投影させています。
ちなみに関東近郊のオススメは東京・上野の不忍池(しのばずのいけ)の蓮と埼玉・行田の古代蓮の里の蓮とのこと。

泥の中からすっと茎を伸ばし水面に咲く凛とした蓮、花托の重みにこうべを垂れる枯れた蓮、優美な曲線を奏でる葉のシルエットなど。様々な蓮を楽しみつつ清らかな心になりたい方は、ぜひ会場へ足をお運びください。

【生田 純子 写真展「Padma~輪廻するいのち~」】
会期:2017年8月2日(水)~8月14日(月)
10:30~18:30(最終日は16:00まで)
会場:リコーイメージングスクエア新宿
(休館日:毎週火曜、8月の第1日曜日)
展示情報