吳旼收、李雨宣、崔仁華、朴兌浩

Oh Minsoo / Yi Woosun / Choi Inhwa / Park Taeho
吳旼收(オ・ミンス)
吳旼收は相反するもの同士の衝突によって生じる空間と現象について記録し探求している。
「TSEEJAV _ PAGAMORLOM」は個人の記憶とその記憶から発生する感情と思惟についての流れで痕跡、記憶、蓄積などを通して過去の記憶を回想しつつ微かな記憶の痕跡を反芻させ主観的な経験の上に描いていく。
「チンドッケハナ」は一人称視点のシューティング(FPS)ゲームをやった経験と兵役中の機動訓練の代わりとして戦争訓練型シミュレーションプログラム(BCTP)である戦争ゲーム(War game)の体験が衝突することから始めた作品である。FPSゲーム、戦争訓練型シミュレーションそして、実際の戦争での報道写真と映像に露出されながら、奇妙にも繰り返される状況、事態についての居心地の悪さを感じるポイントを提示する。報道写真と映像などメディアによって消費されてきたイメージを再現して、特定の時代の戦闘として設定しそれに合う服装と装備を揃えて決まった役を行う遊戯的戦争の風景を集めている。

桂園芸術大学写真芸術学科を卒業し、同大学の融合芸術学科も卒業。主な個展と2人展には、「<TSEEJAV – PAGAMORLOM>」(SPACEUNIT4)、「<IMITATIONGAME_オミンスxオヒョングン>」(Yart Gallery)などがあり、KUMA美術館、敦義門博物館、水原国際写真祭、文来アートファクトリー、済州 チェックインフォトなどの多くのグループ展に参加した。主な受賞歴としては、「BIPF x キュレーターアトリエ ポートフォリオレビュー 最優秀ポートフォリオ」、「A View 2022 ポートフォリオレビュー 最優秀ポートフォリ」などがあり、主要公共美術プロジェクトには、「ソウル、25部作『風景-光の波』 」などがあり、京畿文化財団に作品が所蔵されてる。

 
李雨宣 (イ・ウソン)
現在、ソウル芸術大学校で写真を学んでいる 李雨宣は、主に失郷民、移民者、ハーフなど、この時代の中心ではなく周辺や境界にとどまる人々の姿を捉える作品の制作を続けてる。作家の祖父であるイ・チェホの失郷民としての人生と故郷訪問への長い願望を家族的な視点で描いた「私が暮らした故郷は 2021 -」、現在アメリカに住む作家の母方の親戚が経験しているアイデンティティの混乱、その奇妙な境界点に目を向けた「So, Where are you from 2022 -」がその例である。
2022 未来作家賞と A VIEW ポートフォリオレビュープログラムでファイナリストに選ばれた。未来作家賞受賞者展(キャノンギャラリー)、済州チェックインフォトなどの展示を経験し、THE ROOM(GallerytheC)にて展示予定。
崔仁華(チェ・インファ)
崔仁華は、写真を通じて自己の内面を表現する作家です。
自ら撮影した写真をキャンバス、紙、パネルなどの媒体の上にかき集め、絵の具や糸で結びつけることで自分の欠乏を補いながら、表そうとする。こうして作られたさまざまな作品は、作家が夢見る世界を具現化し、それを見る人々と共有しようとする。
自分が夢見る世界を他人に伝える過程の中で、作家はかえって自分に対してより率直になる。自分の欠乏から派生した後悔や伝えられなかった愛などがぎっしりと詰まった作品は、作家の率直さによってできるのである。。

慶一大学校写真映像学部を卒業。GallerytheC、アラアートセンター、済州チェックインフォト特別展などで展示。

 
朴兌浩(パク・テホ)
朴兌浩はモバイル革命以降氾濫するスクリーンの中のイメージが生き残る方法について考える。

インターネット百科辞書「wikipedia」に約120枚の写真をアップロードして多数かつ匿名のウィキ編集者らに情報性を認めさせイメージに力を付けさせる作品「wikime」、一つの文化になったインターネット怪談サイト「scp」に個人的な感情と叙事が含まれた映像を投稿して、サイト内の利用者たちと物語を書き直し続けながら共同の合作物として映像の共感領域を拡張していく作品「宇宙の赤ちゃん妖精」がその例である。
イメージらを生存させる方法として同時代での下位文化システム(wikipedia、scpなど)を活用しながら、インターネット環境で生きている作家の独特な視線を見せてくれる。

弘益大学校の視覚デザイン学科の写真トラックを修了しました。ウルジアートセンター、TINC(旧明洞聖堂)で展示を経験し、最近は映像と写真の作品で西橋芸術実験センター 、済州チェックインフォトの展示に参加しました。