滋賀県甲賀市水口町10

Concept

水口城跡 将軍家光の宿館として築城された水口城は、当初「お茶屋御殿」と呼ばれていた。作事奉行には小森遠州があたり、延べ十万人の大工を投入して、わずか2年間で完成したといわれる。だが、この城を家光が実際に利用したのは、寛永11年(1634)8月6日、ただ一夜のみだった。その後、将軍の上洛はなく、50年にわたって城番のみが置かれていたが、天和2年(1682)、賤ヶ岳七本槍で有名な加藤嘉明の孫、加藤明友が入城して、水口藩2万5000石が成立した。堀に青々とした湧水をたたえた美しい姿から別名「碧水城」とも呼ばれた。現在は堀に浮かぶ出丸の部分に角櫓が復元され、水口資料館となっている。

Spec

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