三重県四日市市釆女町・日永05

Concept

杖衝坂 東海道の中でも急な坂としてしられた杖衝坂。 石薬師宿と四日市宿の間にあるこの坂には、ヤマトタケル伝説が息づいている。 ヤマトタケルが東征の帰途、岐阜県と滋賀県の県境にある、伊吹山で賊と戦った。 傷ついたヤマトタケルは弱った体を引きずりながら、剣を杖代わりにしてこの急坂を越えた。 これが「杖衝坂」という名の由来である。 そしてこのときヤマトタケルは「吾足如三重勾而甚疲」(わがあしは みえのまがりのごとくして はなはだつかれたり)と言ったといわれている。 この中の三重が現在の三重県の語源になった。 さらに時代が進んだ江戸時代には、松尾芭蕉が江戸から伊賀上野に帰る途中、この坂があまりに急なたねに落馬した。 その時に「歩行(かち)ならば杖衝坂を落馬かな」という歌を詠んだといわれている。

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